福井の家は冬なぜ寒い?暖かい家にする4つの対策

福井の家は冬なぜ寒い?暖かい家にする4つの対策

福井の冬に強い住まいの見分け方を知って、寒さに身構えない暮らしを始めませんか? 家の中でも上着が手放せない冬は、そろそろ卒業したいところですよね。

福井市の1月の平均気温は3.2℃で、東京との差は2.2℃(気象庁)。それでも寒く感じるのは、日ざしが届く時間が3分の1しかないからです。

そこで、

「新築なら寒くないの?」
「性能はどこまで上げればいいの?」

と気になるあなたへ、冬に備える家の選び方を、気象庁と福井県のデータでわかりやすくご紹介。寒さが入ってくる場所と、契約の前に聞いておきたい数値がわかります。

福井の冬の寒さ対策は、逃がさない・冷やさない・入れない・残さないの4つ。この順にたどりながら、あなたに合った家づくりを進めていきましょう。

福井の家が冬に寒くなる理由から見ていこう!

Living Room

家から外へ暖房の熱が逃げている

暖房で暖めた熱は、窓・床・すき間から外へ出ていきます。暖房を止めるとすぐ冷えるのは、この出口が多いからです。

暖房が追いつかない理由は、熱が温度の高いほうから低いほうへ動くため。福井市の1月は朝晩の冷え込みが0.5℃前後。外との差が開くほど、熱は勢いよく出ていきます。

エアコンの能力を上げる前に見たいのは、家からどれだけ熱が逃げるか。ここが変わらないまま暖房だけ足すと、電気代が増えても足元の寒さは残ります。

福井の冬の寒さ対策は断熱優先

福井の冬の寒さ対策は、日ざしを取り込むことより熱を逃がさないことが先です。

断熱とは、屋根・壁・床・窓に熱を通しにくい材料を入れること。冬は外の冷たさが伝わるのを抑え、夏は暑さが入るのを防ぎます。

家づくりでは、南に大きな窓を設けて日射で暖める設計もよく使われます。ただ福井の1月は曇りや雪の日が続き、太陽が出るのはわずかな時間。日ざし頼みでは、室温が上がらない日が出てきます。

福井の冬はほかの地域とどう違う?

Climate

福井の冬が寒く感じられるのは、気温そのものより日ざしの少なさと湿気の多さが理由です。東京と比べた3つの数字で、福井の冬の正体を見ていきましょう。

気温の差は東京と2.2℃だけ

福井市の1月の平均気温は3.2℃で、東京の5.4℃との差は2.2℃。思ったより小さいと感じませんか?

日最低気温(1日でいちばん低い気温)で比べても、1℃と変わりません。つまり福井の家が寒いのは、気温が飛び抜けて低いからではないんです。

1月の平年値を東京と並べると、次のとおりです。

1月の平年値福井市東京23区
平均気温3.2℃5.4℃
日最低気温0.5℃1.2℃
日照時間65.4時間192.6時間
降水量284.9mm59.7mm

※参照元:過去の気象データ検索|気象庁(福井・東京の平年値1991〜2020年)

気温の2つはほとんど並んでいるのに、日照と降水量では大きく開きます。福井の冬をつくっているのは、この2つです。

日照時間は東京の3分の1

福井市の1月の日照時間は65.4時間。東京の3分の1にとどまり、1日あたりでは2時間ほどです。

曇りや雪の日が続けば、窓から入る熱はさらに減ります。福井県の資料にも、冬は日照が少なく暖房期間が長い地域だと書かれています。

※参照元:省エネ改修事例集について|福井県(2026年9月時点)

湿度82%の福井は結露対策も要る

福井市の1月の湿度は平均82%。冬のあいだ空気が湿ったまま冷えるので、寒さと結露の両方に備えることになります。

ただしこの82%は屋外の湿度で、室内の結露を決めるのは別のもの。料理や入浴、部屋干しで増えた水蒸気と、窓や壁の表面温度の2つです。

福井県が2025年につくった住宅の省エネ基準も、断熱と気密に加えて結露を項目に入れています。理由は、厳冬期の気温の低さと年間を通した湿度の高さ。

夏の暑さについては高気密高断熱の家は夏暑い?でご紹介しています。あわせてご覧ください。

新築でも冬の寒さや結露に悩むのはどんなとき?

Four Points

新しい家なら寒くないとは限りません。福井の冬に困りやすい4か所は、どれも建ててから直すのが難しい場所。心当たりを探しながら見ていきましょう。

窓が大きく断熱の対策が足りていない

窓が大きいほど、冬に逃げる熱も増えます。暖房時に逃げる熱のうち、約6割は窓などの開口部から出ていくためです。壁の中には断熱材が入っていても、窓は数センチのガラスとサッシで外と接しているだけ。窓ぎわに立つとひんやりするのは、これが理由です。

眺めのいい大きな窓は魅力ですが、福井では日ざしによる暖めは期待しにくいもの。サッシの素材やガラスの構成を決めないまま面積だけ増やすと、暖房が効きにくい部屋になります。

※参照元:省エネ住宅|資源エネルギー庁(2026年9月時点)

床下や玄関の土間で断熱が切れている

床下や玄関の土間で断熱が途切れていると、部屋の空気は暖かいのに足元だけ冷たくなります。

とくに玄関の土間(靴を脱ぎ履きする床)は、コンクリートが外の地面とつながっていて冷たさが伝わる場所。廊下や隣の部屋にも冷えが広がり、家の中でもスリッパを脱げなくなります。

配管まわりのすき間をふさげていない

配管まわりのすき間をふさげていない家では、断熱材を厚くしても冷たい空気が入ってきます。

すき間ができやすいのは、給排水の配管や電気の配線が壁や床を貫くところ。コンセントの裏や、サッシと壁の取り合いも同じです。1か所は小さくても、家全体で集めると無視できない大きさに。どこからともなく冷たい風を感じるのは、このすき間が理由かもしれません。

室内の湿気を外に出せていない

室内にたまった湿気を外へ出せていないと、窓の結露や押し入れのかび臭さにつながります。朝いちばんに窓の水滴を拭く。そんな冬の始まりは避けたいですよね。

原因は、湿った空気が冷たい面にふれること。換気が足りないと、料理や入浴、部屋干しで出た水分が室内にとどまります。

【窓と断熱の対策】熱を逃がさない

Window

熱を逃がさない家にするなら、出入りの大きい窓から見直すと効きが早くなります。窓の仕様と配置、そして家全体の数値を順に見ていきましょう。

サッシとガラスの断熱性能を見る

サッシとガラスの断熱性能を見比べましょう。組み合わせで窓の性能が決まります。チェックするのは次の3つ。

  • サッシの素材:アルミ樹脂複合か樹脂か
  • ガラス:ペアガラスかトリプルガラスか
  • Low-Eガラス:日射取得型か日射遮蔽型か

アルミは熱を通しやすいので、樹脂に替えるだけで窓ぎわの冷たさが変わります。ペアガラスは2枚、トリプルガラスは3枚を重ねたもの。間にできる空気の層が効くので、枚数が多いほど冷えにくくなります。

Low-Eガラスは、金属の膜で熱の出入りを抑えるもの。太陽の熱を取り込みやすい日射取得型と、日射を抑える日射遮蔽型の2種類があります。

すべての窓を同じ仕様にする必要はありません。方位に合わせて選び分ける手もあるので、どの窓にどの仕様を使うのか聞いてみてください。

窓の大きさと向きを図面で見る

図面ができたら、窓の大きさと向きを部屋ごとに見ましょう。

福井では冬の日ざしが少ないため、南向きの大きな窓でも暖める力は限られます。北側のように日ざしが入りにくい面は、断熱性能の差がそのまま出る場所。眺めや明るさのために大きく取るなら、そこだけガラスの性能を上げるという決め方もできます。

窓は建ててから替えるとなると、壁や外壁をはがす工事になります。図面のうちなら、大きさも位置もガラスの種類も選べます。

契約前にUA値を聞く

契約の前に、UA値がいくつになるかを聞いておきましょう。断熱の性能は図面の段階で決まってしまうもの。会社ごとに標準の仕様が違うので、同じ予算でも差が出ます。

UA値とは、屋根や壁、床、窓をまとめて、家からどれくらい熱が逃げるかを表した数値のこと。小さいほど熱が外に出ていきません。

判断の目安になるのが、UA値0.46以下。この水準だと、窓ぎわや足元だけが冷たいといった、部屋の中の体感温度のムラが小さくなります。

0.46は、福井県が独自基準「ふくいエコはぴねす住宅」ですすめているライン。国の断熱等級でいう等級6にあたります。等級6以上は、国のGX志向型住宅の補助金を受けるための条件のひとつでもあります。ただ、数字だけを競うのではなく、冬の朝に何℃を保てるのかを説明してくれる会社だと安心です。

※参照元:ふくいエコはぴねす住宅の性能に関する認証基準|福井県(2026年9月時点)

等級ごとの数値は高気密高断熱住宅のUA値とC値でくわしくご紹介しています。あわせてご覧ください。

【足元の対策】床と玄関を冷やさない

Floor

足元が冷たいと、家の中でも厚手の靴下が手放せなくなります。床と玄関から入る冷えをどう止めるかを見ていきましょう。

床下の断熱をどこでとるか確かめる

床の断熱をどこでとっているか、図面で確かめましょう。床板のすぐ下に断熱材を入れる床断熱と、基礎の立ち上がりで囲う基礎断熱の2つがあります。

どちらの方法でも、断熱材の厚みと施工がしっかりしていれば足元は冷えません。分かれ目は方式の名前ではなく、断熱と気密が土台や配管まわりで途切れずにつながっているかどうかです。

床断熱か基礎断熱か、断熱材の厚みはいくつか。この2つを聞いておきたいところです。

玄関は土間とドアの2か所を見る

玄関は、土間とドアの2か所を見ましょう。どちらからも冷えが入ります。

土間の下に断熱材を入れる方法があります。玄関ドアも、枠と本体で断熱性能に差が出るもの。窓を樹脂サッシにしても、ここが薄いままだと冷えの入口として残ります。

玄関から廊下、洗面所へと冷気は流れていきます。ドアの断熱性能は等級で表示されているので、カタログの数値を見せてもらうと比べやすくなりますよ。

【すき間の対策】冷気を入れない

Framing

断熱材をどれだけ厚くしても、すき間が多ければ暖かい空気は逃げていきます。厚手のコートを着ていても、前を開けていれば寒いのと同じこと。すき間の少なさを確かめる方法を見ていきましょう。

C値は実測値を聞く

C値は、実際に測った値を聞きましょう。家全体のすき間を合計して床面積で割った数値で、小さいほどすき間が少ない家です。福井県の独自基準では1.0以下です。

UA値と決定的に違うのは、C値が図面の計算では決まらない点。どれだけ丁寧に施工したかがそのまま出るので、現場の腕を知る手がかりになります。

聞き方はかんたんで、全棟で気密測定をしているか、その数値はいくつだったかの2つ。カタログの数字ではなく、実際の建物で出た値を見せてもらってください。

すき間ができやすい場所を押さえる

すき間ができやすい場所を押さえて、現場見学で何を見ればいいかを把握しておきましょう。すき間は、次のように部材どうしが出会うところにできやすいです。

  • 給排水の配管が床や壁を貫くまわり
  • 電気の配線とコンセントボックスの裏
  • サッシと壁の取り合い
  • 床と壁がぶつかる部分

現場では、これらを気密テープや専用の部材でふさいでいきます。丁寧な会社ほど、この地味な工程に手間をかけているもの。工事中の現場に入れるなら、配管まわりの処理を確かめてみてください。仕上がってからは見えない部分の仕事ぶりがわかります。

【湿気の対策】結露を残さない

Condensation

福井の冬は湿度が高いので、寒さと湿気の対策はセットになります。結露を残さない家の考え方を見ていきましょう。

壁の中で結露しないかを聞く

壁の中で結露しないかを、住宅会社に聞いてみましょう。設計の段階で計算すれば分かります。

結露には目につくものと、気づかないうちに進むものの2種類。窓ガラスの水滴はタオルで拭けば済みますが、壁の中で起こる内部結露はそうはいきません。断熱材が湿って性能が落ちたり、木材が傷んだり。表に出ないまま進むところが厄介です。

福井県の独自基準は、断熱性能と気密性能に加えて、夏と冬の両方で壁の中に結露が出ないことも求めています。計算では、壁をつくる層ごとに温度と湿度を出して、水になる温度を下回る場所がないかを調べます。

24時間換気を止めずに使う

24時間換気は、なるべく止めずに使いましょう。2003年のシックハウス対策で住宅に原則必要となった設備で、料理や入浴、部屋干しで増えた湿気を外へ出す役目もあります。

寒いからと給気口を閉じたり、換気扇のスイッチを切ったりすると、湿気は家の中にとどまったまま。冷たい外気が入ってくるのが気になるなら、給気口の位置を変えるか、暖めてから取り込む熱交換型の換気に替える手があります。閉じるのではなく、寒くない入れ方に変えるのが解決の向きです。

冬の部屋干しの置き場を決める

外に干せない日が続く福井では、部屋干しの場所を先に決めておきたいところ。1月の降水量は東京の約4.8倍あります。

干した洗濯物の水分は、部屋の空気へ移っていきます。寝室や北側の部屋は、窓や壁が冷えて結露が出やすい場所。浴室乾燥や、換気扇のある洗面室、風の通る場所に干し場を作っておくと、湿気を外へ出しながら乾かせます。

間取りを決める段階なら、干し場を廊下やホールの一角に組み込むのもOK。冬の暮らしを思い浮かべながら、洗う・干す・しまうの動きを設計士さんに伝えてみてください。

福井の高断熱住宅の相談はケイズホールディングへ

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福井で冬に寒くない家を建てるなら、ケイズホールディングにご相談ください。注文住宅も建売・分譲も土地探しも、ひとつの窓口でご案内しています。

こころに響くあなただけの暮らし「こころホーム」

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こころホームは、福井県で「ちょうどいい暮らし」を考える注文住宅ブランド。プレウォール工法による断熱性と耐震性を土台に、福井の冬を見据えた家づくりをお手伝いします。気密は全棟で測っているので、図面の数値だけでなく、できあがった家の性能をお伝えできるところ。

施工事例はこころホームのページからご覧いただけます。くわしくはプレウォール工法のメリットとデメリットも読んでみてください。

住まいに安心というヴェールを「ヴェールホーム」

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ヴェールホームは、暮らしをやさしく包む不動産パートナー。宅地建物取引業者(福井県知事(1)第1800号)として、福井市・鯖江市・越前市を中心に中古住宅と土地をご紹介しています。

建設業許可と一級建築士事務所を持つケイズホールディングなら、買う前の段階で断熱の直しどころと費用をお伝えできるところ。冬の寒さが気になる中古住宅も、どこまで手を入れれば暖かくなるかから一緒に考えます。断熱改修に使える制度は福井市のリフォーム補助金でご紹介しています。

取り扱い中の物件はヴェールホームのページからご覧いただけます。

福井の冬は日ざしを待つより熱を逃がさないことから

福井の冬に強い家を選ぶなら、日ざしを当てにせず熱を逃がさない側から組み立てるのが確実。東京との気温差は2.2℃なのに、1月の日照時間は3分の1しかありません。

寒さと結露が出てくるのは、窓・足元・すき間・湿気の4か所。どれも図面と契約の段階なら選べて、建ててからでは直しにくい場所です。

住宅会社を比べる物差しになるのは、UA値・C値の実測値・結露の判定結果の3つ。福井県の独自基準がこの3つを求めているので、聞くときの目安に使えます。

とはいえ、数値を並べられても自分の暮らしにどう返ってくるのかは想像しにくいですよね。

ケイズホールディングでは、福井市・鯖江市・越前市で注文住宅から不動産まで手がけています。気密は全棟で実測しているので、図面の計算値と実際の家の数値の両方をお見せできます。まずはLINEで、冬の寒さで気になっていることをひとことぶつけてみませんか。

よくある質問

福井で冬に寒くない家にするなら断熱等級はどこが目安ですか
福井市のある6地域では、断熱等級6のUA値0.46以下が1つの目安になります。福井県の独自基準「ふくいエコはぴねす住宅」も、県内一律でUA値0.46以下を求めています。予算に応じて等級5から始める選択もあるので、暮らし方と合わせて決めてください。
冬の結露は家の性能で防げますか
窓の結露は、サッシとガラスの断熱性能を上げると出にくくなります。壁の中で起こる内部結露は、断熱と気密に加えて結露の計算で確かめるもの。福井県の独自基準も、夏と冬の両方で内部結露が発生しないことを確認する決まりです。
内窓をつけると冬は暖かくなりますか
資源エネルギー庁によると、既存の窓の内側に内窓をつければ、複層ガラスと同程度の断熱性能が確保できます。これから建てる家なら、最初から断熱性能の高い窓を選ぶほうが確実です。既存の住まいの断熱改修には制度があるので、[福井市のリフォーム補助金](https://ks-holding.co.jp/fukui-reform-subsidy-2026/)もあわせてご覧ください。
断熱性能を上げると暖房費はどれくらい変わりますか
福井県によると、独自基準「ふくいエコはぴねす住宅」の水準なら、国の省エネ基準に適合した住宅と比べて冷暖房のエネルギーを3割削減できます。部屋ごとの温度差も小さくなるため、一室だけ暖める暮らしから解放されます。

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