プレウォール工法のメリット・デメリットを正直に解説【福井の家づくり】

プレウォール工法のメリット・デメリットを正直に解説【福井の家づくり】

「プレウォール工法は耐震性も断熱性も高いと聞くけれど、デメリットや後悔した人の声も気になる」
——福井で注文住宅を検討中に、そう感じていませんか。

プレウォール工法のメリットは耐震・断熱・施工スピードの3点、デメリットはコストと施工できる工務店が限られる点に集約されます。

本記事では、ウッドリンク株式会社が開発したプレウォール工法の仕組みから、UA値0.78以下相当という具体的な性能数値、雪国・福井の嶺北エリアで効く理由、そして後悔しないための「プレウォール後悔ゼロ5チェック」までを、実際にこの工法で家を建てている福井の作り手の視点で正直にお伝えします。

判断材料になるのは、性能を表す数字と、福井という土地の気候です。メリットとデメリットの両面から、自分に合う工法かどうかを一緒に見極めていきましょう。

プレウォール工法とは?面で支えるモノコック構造の家

プレウォール工法とは、断熱材と一体になった壁パネルを柱と柱の間にはめ込み、建物全体を「面」で支えるモノコック構造の木造工法です。富山県のウッドリンク株式会社が開発した高品質軸組パネルで、全国で3,000棟以上の施工実績があります。柱と筋交いという「点」で支える従来の在来軸組工法に対し、プレウォールは航空機の機体にも使われる一体構造で建物をすっぽり包み込みます。

家づくりで最初に迷うのが「どの工法で建てるか」です。工法は耐震性・断熱性・間取りの自由度・コストのすべてに影響する、住宅性能の土台と言えます。当社ケイズホールディングがプレウォール工法を採用しているのも、福井の気候で求められる耐震性と断熱性を、品質のブレなく両立できる工法だと判断したためです。

モノコック構造のイメージは、卵の殻やペットボトルを思い浮かべると分かりやすいかもしれません。薄くても全体が一体の面になっていると、外からの力が一点に集中せず、構造全体へ分散して受け止められるのが強みです。柱や筋交いという「線」で支える在来工法に対し、プレウォールは壁・床・屋根の6面で建物を箱のように包むため、地震の揺れに対して粘り強く対抗できます。この構造の違いが、後述する耐震性能の差につながっています。

フェノールフォーム断熱材とは

プレウォール工法の断熱性能を支えているのが、壁パネルに一体化されたフェノールフォーム断熱材です。フェノールフォームは、一般的なグラスウールと比べて約2倍の断熱性能を持つ高性能断熱材で、熱を伝えにくいうえに水を吸い込みにくいという特長があります。

断熱材の厚みは用途ごとに分かれており、壁用が45mmと66mmの2種類、床・天井・屋根用が45mm・66mm・80mm・100mmの4種類です。壁の中で断熱材が柱と一体化しているため、現場でグラスウールを充填する工法にありがちな「施工者の腕による断熱ムラ」が起きにくいのも、工場生産パネルならではの利点です。

フェノールフォームのもう一つの特長が、経年劣化の少なさです。断熱材は本来、年月とともに性能がわずかずつ低下していきますが、フェノールフォームは他の素材に比べて劣化が極端に少ないとされています。家は建てて終わりではなく数十年住み続けるものですから、初期性能だけでなく「30年後も断熱性能が保たれるか」という視点が大切です。断熱性能が長持ちすることは、結果として将来の光熱費やリフォーム費用を抑えることにもつながります。

なお、プレウォール工法は床面積500㎡(約151坪)以下、3階建てまでの建築に対応しています。一般的な戸建て住宅であれば、平屋から2階建て、3階建てまで幅広くカバーできる範囲です。

在来工法・ツーバイフォーとの違い

プレウォール工法は「在来軸組工法の柱の強さ」と「ツーバイフォー工法の面の強さ」の両方を併せ持つ、いわばハイブリッドな位置づけです。主要な木造工法の違いを整理すると、次のようになります。

工法支え方断熱の入れ方間取りの自由度
在来軸組工法柱・梁・筋交い(点・線)現場で充填(職人差が出やすい)高い
ツーバイフォー工法壁全体(面)枠組みに充填やや制限あり
プレウォール工法軸組+断熱一体パネル(面)工場生産パネルで一体化在来に近い自由度

プレウォール工法は軸組をベースにしているため、ツーバイフォーよりも間取りやリフォーム時の自由度を確保しやすいのが特徴です。一方で壁パネルを使う以上、完全なフルオーダーの自由設計とは設計の進め方が異なる点には留意が必要です。

ここで押さえておきたいのが、「工法そのものの性能」と「施工する工務店の力量」は別物だということです。同じプレウォール工法でも、設計の提案力やアフター体制は会社によって差があります。工法のスペックを比較するだけでなく、その工法を使いこなせる工務店かどうかまで含めて見ることが、満足度の高い家づくりの前提です。

プレウォール工法の7つのメリット

プレウォール工法の最大のメリットは、耐震性・断熱性・施工品質を高いレベルで同時に満たせることです。ここでは具体的な数値とともに、家づくりで実感しやすい7つのメリットを整理します。住宅の比較検討では性能の根拠となる数字が重要になるため、メーカー公開値と自社標準仕様の値を明示してお伝えします。

メリット具体的な内容
1. 高い耐震性モノコック構造で在来軸組工法の約2倍以上の強度(メーカー値)
2. 高い断熱性フェノールフォームでグラスウール比約2倍、UA値0.78以下相当
3. 気密性標準気密工事でC値1.0以下相当
4. 雨・雪に強い吸水しにくい断熱材で多雪地でも性能が落ちにくい
5. 施工スピード上棟と同時に断熱がほぼ完了、工期7〜10日短縮
6. 品質の安定工場生産パネルで断熱・施工のムラが出にくい
7. 耐久性フェノールフォームは経年劣化が少ない素材

在来工法の約2倍の耐震性

プレウォール工法の耐震性は、建物全体を面で支えるモノコック構造によって生まれます。メーカーの公表値では在来軸組工法の約2倍以上の強度とされ、住宅性能表示制度の耐震等級1〜3に対応可能です。ウッドリンクの耐震実験では、震度7の揺れを2回、さらに震度6弱の揺れを8回加えても倒壊しなかったという結果が公表されています。

地震は一度きりとは限りません。2016年の熊本地震では同じ家が短期間に震度7クラスの揺れを2回受けました。繰り返しの揺れに耐える余力があるかどうかは、工法選びで見落とせない視点です。

フェノールフォームでグラスウール比約2倍の断熱性

プレウォール工法の断熱性能は、標準仕様でUA値0.78(W/㎡K)以下相当を実現します。UA値は数値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高いことを示す指標です。フェノールフォームがグラスウールの約2倍の断熱性を持つため、壁厚を抑えながら高い断熱性能を確保できます。

断熱性能が高い家は、冬に暖房の熱が外へ逃げにくく、夏は外の熱が入りにくくなります。結果として、少ないエネルギーで一年を通じて快適な室温を保ちやすくなり、光熱費の抑制にもつながります。

気密性が高く隙間風が少ない

断熱性能とセットで重要になるのが気密性です。プレウォール工法は標準気密工事を行うことで、住宅の隙間の量を示すC値1.0(c㎡/㎡)以下に相当する気密性です。C値は数値が小さいほど家の隙間が少なく、気密性が高いことを示す指標です。

どれだけ断熱材を入れても、家に隙間が多いと暖めた空気が逃げ、冷たい外気が入り込んでしまいます。断熱(UA値)と気密(C値)は、いわば「壁の厚さ」と「窓の閉まり具合」のような関係で、両方がそろって初めて冬あたたかい家になります。プレウォール工法は工場生産パネルで隙間が生まれにくく、この2つを両立しやすい工法です。

雨・雪に強く北陸の気候に合う

プレウォール工法が北陸で選ばれる大きな理由が、雨や雪に濡れても性能が落ちにくい断熱材を使っている点です。フェノールフォームは水を吸い込みにくいため、施工中に雨雪にさらされても断熱性能が損なわれにくく、多雪地帯での家づくりに向いています。

グラスウールなどの繊維系断熱材は、水分を含むと断熱性能が低下し、内部結露の原因になることがあります。年間を通じて雨や雪の多い福井のような地域では、湿気に強い断熱材であることが住まいの寿命を左右します。

施工が早く品質が安定する

プレウォール工法は、断熱材が一体化した壁パネルを工場で生産して現場に運び込むため、上棟作業と同時に断熱工事がほとんど完了します。これにより一般的な木造住宅と比べて工期を7〜10日ほど短縮できることが多く、現場で雨に当たる期間が短くなる利点もあります。

工場生産であることは、施工品質の安定にも直結します。現場での断熱材充填は職人の技量に左右されますが、プレウォールは規格化されたパネルを使うため、断熱や気密の仕上がりにムラが出にくいのです。

工期が短いことには、見落とされがちな副次的なメリットもあります。

断熱材が長持ちし住宅の寿命を支える

7つ目のメリットが、断熱材そのものの耐久性です。プレウォール工法で使うフェノールフォームは、他の断熱素材に比べて経年劣化が極端に少ないとされ、長期にわたって断熱性能を保ちやすい特長があります。

住宅性能は「新築時に高いこと」だけでなく「その性能が何十年も続くこと」が重要になります。断熱材が早く劣化すると、年を追うごとに寒くなったり光熱費が上がったりして、住み心地が落ちていきます。

長持ちする断熱材を壁の中に組み込んでおくことは、将来の暮らしの快適さとメンテナンス費用への、目に見えにくい投資だと言えるでしょう。雪国・福井のように家への負担が大きい地域ほど、この耐久性の価値は実感しやすいはずです。

木造住宅は建築中に雨に当たると木材が水分を含み、乾燥に時間がかかったり品質に影響が出たりすることも少なくありません。その点プレウォール工法は屋根や壁が早く立ち上がるため、構造材が雨にさらされる期間を短く抑えられます。

雨や雪の多い福井のような地域で「濡らさずに建てられる」ことは、住まいの品質を守るうえで実は大きな意味を持つのです。

プレウォール工法のデメリット・注意点

プレウォール工法のデメリットは、主にコストが在来工法より上がりやすいこと施工できる工務店が限られることの2点です。メリットだけでなく弱点も正直にお伝えすることが、後悔しない家づくりにつながると当社は考えています。ここでは検討段階で知っておきたい注意点を3つに整理します。

デメリット内容対策
コストが上がりやすい高性能パネルのため在来工法より割高になる場合がある光熱費・耐久性を含めた総コストで比較
施工店が限られる認定を受けた大工・工務店でしか建てられない対応実績のある地域工務店を選ぶ
設計の進め方パネル工法のため完全フルオーダーとは進め方が異なる早い段階で要望を共有し設計に反映

コストが在来工法より上がりやすい

プレウォール工法は高性能なパネルを使うため、同じ外観・間取りの家を在来工法で建てた場合と比べて、建築費用が割高になることがあります。これはプレウォール工法を検討するうえで最も大きなデメリットと言えます。

ただし、判断は本体価格だけで決めない方が賢明です。断熱性能が高い家は冷暖房費を抑えられ、耐久性の高い断熱材は将来の改修費用も抑えやすくなります。初期費用と、住み続ける間の光熱費・メンテナンス費を合わせた「総コスト」で比較することが、後悔を避けるポイントです。福井の注文住宅は本体価格で約2,356万円、土地込みで約3,905万円が一つの目安とされており、この相場感のなかで工法による差額をどう捉えるかが検討材料になります。

考え方を具体的にすると分かりやすくなります。仮にプレウォール工法で建築費が在来工法より上がったとしても、断熱・気密性能の高さで毎月の光熱費が抑えられれば、その差は長い年月をかけて少しずつ取り戻せます。家は30年、40年と住み続けるものですから、「建てるときの差額」と「住んでいる間の積み重ね」の両方を並べて考えることが大切です。さらに前述のとおり、高性能住宅は補助金の対象になりやすく、初期費用の一部を制度でカバーできる可能性もあります。本体価格の高さだけを見て候補から外してしまうのは、もったいない判断になりかねません。

認定を受けた工務店でしか建てられない

プレウォール工法は、専用の施工訓練を受けた大工・工務店でなければ施工できません。釘の間隔など施工基準が細かく定められており、基準どおりに施工することで初めて公表どおりの性能が発揮されるためです。

このため、「プレウォール工法で建てたい」と思っても、地域に対応工務店がなければ依頼先が見つからないことがあります。逆に言えば、施工店を選ぶ段階で工法の品質がほぼ決まるということです。福井・嶺北エリアで検討する場合は、プレウォール工法の施工実績がある工務店かどうかを最初に確認しましょう。

パネル工法ゆえの設計上の留意点

プレウォール工法は軸組をベースとしているため、吹き抜けや大きな掃き出し窓、広いリビングといった開放的な間取りにも対応できます。一方で、壁パネルを構造材として使う以上、完全に自由なフルオーダー住宅とは設計の進め方が異なる場面があります。

大きな窓の位置や間取りの大胆な変更を希望する場合は、設計の早い段階で要望を共有しておくことが大切です。構造上の制約を踏まえたうえで間取りを詰めていけば、開放感と耐震性を両立した住まいは十分に実現できます。実際、プレウォール工法でも吹き抜けのある明るいリビングや、開放的な大開口の住まいは数多く建てられています。「パネル工法だから間取りが制限される」と過度に心配する必要はなく、要望を早めに伝えて設計者と相談することがポイントです。

なお、これらのデメリットはいずれも「事前に知っていれば対処できる」性質のものです。コストは総コストで比較する、施工店は実績で選ぶ、間取りは早めに相談する。こうした準備をしておけば、デメリットの多くは検討段階でつぶせます。問題になるのは、メリットだけを聞いて勢いで決めてしまい、後から弱点に気づくケースです。だからこそ、両面をフラットに把握しておくことが何より重要になります。

プレウォール工法は後悔する?評判・口コミの実際

「プレウォール工法 後悔」と検索する方が一定数いますが、後悔の多くは工法そのものではなく施工店選び・コストの捉え方・性能の理解不足という3つの原因に分けられます。当社が家づくりのご相談で実際に伺う不安も、この3類型でほぼ説明がつきます。ここでは後悔につながりやすいポイントと、その回避策を整理しました。

後悔の原因よくある声回避策
施工店選び対応工務店が遠く打ち合わせが大変だった地域の対応工務店を最初に探す
コストの捉え方思ったより建築費が高かった総コストと光熱費削減を試算してから判断
性能の理解不足断熱等級やUA値を比較せず決めてしまったUA値・C値・耐震等級を数値で確認

実際の口コミでは、「冬でも家全体が暖かい」「光熱費が下がった」という断熱性能を評価する声が多く見られます。一方で「コストが在来より上がった」という声もあり、これはデメリットの章で触れたとおり事実です。性能と価格はトレードオフの関係にあるため、暖かさや耐震性にどれだけ価値を置くかで満足度が変わります。

特に多いのが「性能の理解不足」による後悔です。UA値やC値、耐震等級といった指標を比較せずに雰囲気や営業担当の印象だけで決めてしまうと、住み始めてから「思ったより寒い」「他社ともっと数字を比べればよかった」と感じやすくなります。逆に言えば、数字で性能を確認する習慣さえ持てば、この種の後悔はほぼ防げます。プレウォール工法は性能を数値で示しやすい工法なので、遠慮せずUA値・C値・耐震等級を提示してもらいましょう。

後悔を避けるには、メリット・デメリットの両面を理解したうえで、自分たちが家に求める優先順位を整理しておくことが欠かせません。次の章で紹介する「プレウォール後悔ゼロ5チェック」は、この整理を順番に進めるためのチェックリストです。

雪国・福井の嶺北でプレウォールが効く理由

福井の嶺北エリアは全国有数の豪雪地帯であり、冬の寒さと雪に強い住宅性能が構造的に求められる地域です。プレウォール工法は、この福井の気候と相性が良い工法だと当社は考えています。理由は断熱性・耐久性・耐震性のいずれもが、雪国の住まいに必要な要素と直結しているからです。

福井の冬は底冷えが厳しく、「家の中で何枚も着込む」「廊下や脱衣所が極端に寒い」という悩みが根強くあります。フェノールフォームの高い断熱性能で家全体を包むプレウォール工法は、こうした寒さの悩みに正面から応えられる工法です。家の中の温度差が小さくなることは、冬場のヒートショック対策という安全面でも意味があります。

さらに、湿気に強い断熱材は雪や雨による内部結露のリスクを抑え、住まいの耐久性を守ります。屋根に雪が積もる地域では建物にかかる荷重も大きくなるため、面で支えるモノコック構造の耐震・耐雪性も安心材料になります。寒さ・雪・地震という福井特有の条件に、まとめて備えられるのがプレウォール工法の地域的な強みです。

加えて、高断熱・高気密の家は補助金の面でも有利になりやすい点も見逃せません。2026年度の国の住宅補助制度では、断熱性能や省エネ性能が一定の基準を満たす住宅に対して補助が用意されており、福井でもZEH水準やGX志向型住宅などの要件を満たすことで、まとまった補助を受けられる可能性があります。プレウォール工法の断熱・気密性能は、こうした性能要件をクリアする土台になり得ます。最新の制度内容や金額は年度ごとに変わるため、検討時には対応工務店に最新情報を確認するのが確実です。

性能の高さは、日々の暮らしの安全にも直結します。家の中の温度差が大きいと、冬場に暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室へ移動した際の急激な温度変化が体に負担をかけかねません。これがいわゆるヒートショックです。家全体をムラなく暖められるプレウォール工法は、こうした冬の健康リスクを抑える点でも意味を持ちます。光熱費・快適さ・安全という3つを同時に底上げできること、それが雪国でこの工法を選ぶ価値だと当社は考えています。

後悔しないためのチェックポイント

プレウォール工法で後悔しないために、当社では検討段階で確認したい5つの項目を「プレウォール後悔ゼロ5チェック」としてまとめました。家づくりの打ち合わせに入る前に、次の順番で一つずつ確認していくと、判断の抜け漏れを防げます。

  1. 施工実績の確認:検討先の工務店にプレウォール工法の施工実績があるか、対応エリアに入っているかを最初に確認します。
  2. 性能数値の確認:UA値・C値・耐震等級を数字で提示してもらい、自分の希望する断熱・耐震レベルと照らし合わせます。
  3. 総コストの試算:本体価格だけでなく、想定する光熱費やメンテナンス費を含めた住み続ける間の総コストで比較します。
  4. 間取りの自由度の確認:吹き抜けや大開口など希望する間取りが、構造上どこまで実現できるかを設計の早い段階で確認します。
  5. 保証・アフターの確認:住宅性能表示や保証・点検の内容を確認し、建てた後の安心まで含めて判断します。

この5チェックは、プレウォール工法に限らず工法選び全般に応用できる考え方です。特に1番の施工実績と2番の性能数値は、後悔の二大原因に直結するため必ず押さえておきましょう。順番にも意味があり、まず施工できる会社を絞り、その会社の性能数値を確認し、総コストと間取りで具体性を詰め、最後に保証で安心を担保する、という流れで検討すると判断がぶれません。

5つすべてに納得できる答えが得られたなら、プレウォール工法はあなたの家づくりにとって有力な選択肢になります。一方で、どこかに引っかかりが残るなら、その点を遠慮なく工務店に質問してください。誠実な作り手であれば、デメリットや制約についても包み隠さず説明してくれるはずです。その対応の丁寧さ自体が、信頼できる依頼先かどうかを見極める材料にもなります。

プレウォール工法が向いている人・向いていない人

プレウォール工法が向いているのは、初期コストよりも住んでからの快適さ・光熱費・安全を重視する人です。逆に、とにかく建築費を最優先で抑えたい人や、構造に一切とらわれない完全フルオーダーを求める人には、別の工法が合う場合もあります。家づくりの優先順位によって最適解は変わるため、自分がどちらに近いかを整理しておきましょう。

向いている人向いていない人
冬の寒さ・光熱費の悩みを根本から解決したいとにかく建築費を最優先で抑えたい
繰り返す地震への耐震性を重視したい構造に一切縛られない完全フルオーダーを求める
雪・湿気の多い福井・嶺北で建てる多雪・寒冷地ではない温暖な地域で建てる
断熱・気密のムラが少ない安定品質を求めたい工法より価格の安さだけで選びたい
住んでからの総コストで判断したい初期費用だけで判断したい

特に福井・嶺北で家を建てる方は、左側の「向いている人」に当てはまるケースが多いはずです。寒さ・雪・地震という地域特有の条件に正面から備えられる工法だからです。一方で、当てはまらない項目が多い場合は、無理にプレウォール工法にこだわらず、複数の工法を比較したうえで判断することをおすすめします。工法に人を合わせるのではなく、暮らしの優先順位に工法を合わせるのが、後悔しない家づくりの考え方です。

他工法との比較でわかるプレウォールの立ち位置

プレウォール工法の立ち位置は、「在来工法の設計自由度」と「高性能住宅の断熱・耐震性」を両取りした中間〜上位にあります。工法は優劣だけで決まるものではなく、何を優先するかで最適解は変わるのです。代表的な工法と比較すると、プレウォールの特徴がより明確になります。

比較項目在来軸組工法ツーバイフォー工法プレウォール工法
耐震構造点・線で支える面で支える面で支える(モノコック)
断熱の安定性職人差が出やすい比較的安定工場生産で安定
間取り自由度高いやや制限あり在来に近い
雪・湿気への強さ断熱材次第断熱材次第吸水しにくく強い
コスト標準標準〜やや高やや高

コストを最優先するなら在来工法、断熱・耐震の安定性と雪国での強さを重視するならプレウォール工法、という整理になります。福井のように寒さと雪への備えが欠かせない地域では、性能の安定性がそのまま暮らしやすさに反映されるため、プレウォール工法を選ぶ意味が大きくなります。

福井でプレウォール工法の家を建てるならケイズホールディング

福井でプレウォール工法の家を検討するなら、地域の気候を理解し、施工実績のある工務店に相談することが後悔しない第一歩です。当社ケイズホールディングが展開する「ココロホーム」と「ヴェールホーム」は、プレウォール工法を採用し、嶺北の寒さと雪を見据えた家づくりに取り組んでいます。

当社の強みは、デザイン性の高い新築住宅を得意とするココロホームに加えて、価格を抑えつつ機能性を持たせた住宅が得意なヴェールホーム、リフォーム、店舗デザインまでを一つの窓口で対応できることです。

土地探しから家づくり、その後の暮らしまでを一気通貫でサポートできるため、「まず土地から探したい」という方にも、土地と建物のバランスを見ながらご提案できます。福井市を拠点に、福井県内にとどまらず幅広い地域に展開しています。

プレウォール工法のメリット・デメリットを踏まえて「自分たちに合うか相談したい」「冬あたたかい家を建てたい」という方は、ぜひ一度お問い合わせください。完成見学会やモデルハウスで、性能を体感いただくこともできます。家づくりの優先順位の整理から、私たちがお手伝いします。

工法選びは「数字」と「地域」で決める

プレウォール工法は、耐震性・断熱性・施工品質を高いレベルで両立できる工法であり、その一方でコストや施工店が限られるという弱点もあります。大切なのは、メリットだけでもデメリットだけでもなく、両面を理解したうえで自分たちの家づくりの優先順位と照らし合わせることです。

工法選びで失敗しないためには、UA値・C値・耐震等級といった数字で性能を確認すること、そして福井という地域の気候に合っているかで判断することの2つが軸になります。本記事で紹介したチェックポイントを手がかりに、納得のいく家づくりを進めてください。

よくある質問

プレウォール工法の坪単価はどのくらい高くなりますか?
プレウォール工法は高性能パネルを使うため、同じ間取りを在来工法で建てた場合より割高になることがあります。ただし断熱性が高く光熱費を抑えられるため、本体価格だけでなく住み続ける間の総コストで比較することをおすすめします。具体的な金額は仕様や間取りで変わるため、施工店に見積もりを依頼して確認しましょう。
プレウォール工法は福井のような雪国でも大丈夫ですか?
プレウォール工法は雪国の福井に適した工法です。断熱材のフェノールフォームは水を吸い込みにくく、雨や雪が多い地域でも断熱性能が落ちにくいといわれます。面で支えるモノコック構造は耐震・耐雪面でも安心でき、嶺北の豪雪・寒さ対策として有効です。
プレウォール工法のUA値・C値はどのくらいですか?
プレウォール工法の標準仕様ではUA値0.78(W/㎡K)以下相当、C値は標準気密工事で1.0以下相当です。UA値は小さいほど断熱性能が高く、C値は小さいほど気密性が高いことを示します。実際の数値は仕様や施工で変わるため、契約前に数字で提示してもらいましょう。
プレウォール工法はどこの工務店でも建てられますか?
いいえ、専用の施工訓練を受けた認定工務店でなければ建てられません。釘の間隔などの施工基準が細かく定められており、基準どおりの施工で初めて公表どおりの性能が出るためです。検討時は、地域にプレウォール工法の施工実績がある工務店があるかを最初に確認してください。
プレウォール工法とスーパーウォール工法の違いは何ですか?
どちらも断熱パネルで面構造をつくる高性能工法ですが、開発メーカーと断熱材が異なります。プレウォール工法はウッドリンク株式会社が開発し、グラスウール比約2倍のフェノールフォームを使う点が特徴です。性能の優劣だけでなく、対応している工務店が地域にあるかどうかも選択の重要な判断材料になります。

CONTACT

お気軽にご相談ください

福井の家づくり・不動産のことなら。新築・リフォーム・土地探しまで、専門スタッフが丁寧にお答えします。

LINEで相談する メールで問い合わせる