福井の高気密高断熱住宅で失敗しない選び方とUA値・C値の目安
「福井で高気密高断熱の家を建てたいけれど、UA値やC値の目安がわからない」「数字の高さを競う会社が多くて、どこまでの性能が必要なのか迷う」
——そんな悩みを抱えていませんか。
福井の高気密高断熱住宅で失敗しない鍵は、UA値・C値という数値の意味を理解し、省エネ地域区分6地域に合った”ちょうどいい性能”を見極めることです。
本記事では、福井で家づくりに取り組む作り手の視点から、断熱性能(UA値)と気密性能(C値)の目安、断熱等級の違い、見落としがちなデメリットと後悔の回避策、そして2026年に使える補助金までを整理します。数値競争に振り回されず、自分たちの暮らしと予算に合った住宅会社を選ぶための判断軸が手に入ります。
福井で高気密高断熱住宅が必要な理由
福井で高気密高断熱住宅が必要なのは、嶺北を中心とする冬の厳しい寒さと雪、そして省エネ地域区分で福井市が「6地域」に位置づけられるという気候条件があるからです。高気密高断熱とは、家の隙間を減らし(気密)、熱の出入りを抑える(断熱)ことで、少ないエネルギーで一年中快適な室温を保つ住宅を指します。
福井の冬は底冷えが厳しく、「部屋ごとの温度差が大きい」「廊下や脱衣所が寒い」という悩みが根強くあります。断熱・気密が不十分な家では、暖房で暖めた熱がどんどん逃げ、光熱費がかさむうえに体への負担も大きくなります。だからこそ福井では、見た目やプランの前に「住まいの基本性能」を見極めることが、後悔しない家づくりの出発点になるのです。
性能の差は、住み始めてから実感としてのしかかってくるものです。断熱の弱い家では、暖房をつけても足元が冷える、エアコンの効きが悪い、結露で窓まわりがびしょびしょになる、といった不満が積み重なります。これらは後から断熱リフォームで改善しようとすると、新築時よりも大きな費用がかかりがちです。新築のタイミングこそ、もっともコストをかけずに高い性能を手に入れられる機会だといえます。間取りやデザインはあとからでも変えられますが、壁の中の断熱や気密は、建てた後に手を入れるのが難しい部分だからこそ、最初の判断が肝心です。
省エネルギー基準では、全国を1〜8地域に区分し、地域ごとに必要な断熱性能の基準を定めています。福井市・敦賀市・鯖江市・越前市などは「6地域」に該当し、本州の多くと同じ区分です。ただし区分が同じでも、嶺北の積雪量や底冷えは無視できません。地域区分はあくまで全国共通の物差しであり、福井の実際の暮らしには区分が示す最低ラインより一段上の性能が安心につながります。
ここで注意したいのが、地域区分は気温の寒暖だけで決まり、雪や日照、湿度までは反映されないという点です。福井の嶺北は冬の日照時間が短く、どんよりとした曇天や雪の日が続くのも特徴です。日射による自然な暖まりが期待しにくいぶん、断熱と気密で熱を逃がさない設計の重要度が、同じ6地域の太平洋側よりも実質的に高くなります。「6地域だから本州標準でいい」と考えるのではなく、福井という土地の冬を前提に性能を決めることが、住んでからの満足度を分けます。
なお、家の性能は数字だけで語り尽くせるものではありません。同じUA値でも、窓の配置や日射の取り込み方、暖房計画によって体感は変わります。だからこそ、カタログの数値を比べるだけでなく、その性能を福井の暮らしの中でどう活かすかまで提案してくれる住宅会社を選ぶことが大切になります。
高気密高断熱住宅とは?UA値・C値・断熱等級の基礎
高気密高断熱住宅の性能は、断熱性能を示す「UA値」、気密性能を示す「C値」、国の基準である「断熱等級」という3つの指標で評価します。家づくりの比較ではこの3つの意味を押さえておけば、住宅会社の説明を正しく読み解けるはずです。まずは指標ごとに、何を表す数値なのかを整理します。
| 指標 | 何を表すか | 良し悪しの方向 | 高性能の目安(6地域) |
| UA値 | 断熱性能(熱の逃げにくさ) | 小さいほど良い | おおむね0.46以下で高断熱 |
| C値 | 気密性能(隙間の少なさ) | 小さいほど良い | 1.0以下で高気密 |
| 断熱等級 | 国が定める断熱の等級 | 数字が大きいほど良い | 等級5〜6が現実的な目標 |
UA値とは(断熱性能)
UA値とは「外皮平均熱貫流率」のことで、家全体からどれだけ熱が逃げやすいかを示す断熱性能の指標です。数値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高い住宅であることを意味します。
一般に、6地域ではUA値が0.46以下であれば高断熱とされ、省エネ性の高い住まいの一つの目安になります。福井で冬の寒さに強い家を目指すなら、このUA値をどこまで下げるかが、暖かさと光熱費を左右する大きなポイントになります。
似た指標に「Q値(熱損失係数)」がありますが、現在はUA値が主流の指標として使われています。住宅会社を比較する際は、UA値で揃えて見比べると分かりやすいでしょう。注意したいのは、UA値は設計段階の計算で出る「見込みの数値」だという点です。実際の暖かさは、施工の精度や次に説明する気密性能と組み合わさって決まります。
C値とは(気密性能)
C値とは「相当隙間面積」のことで、家全体にどれだけの隙間があるかを床面積あたりで示す気密性能の指標です。数値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高い住宅を意味します。一般にC値が1.0以下であれば高気密とされています。
ここで重要なのは、C値は実際に家を測定しないと正確な数値が出ないという点です。UA値が設計段階の計算で求められるのに対し、C値は完成した家で気密測定を行って初めて実測値がわかります。カタログ値ではなく実測してくれるかどうかが、気密性能を見極める分かれ目です。
気密が大切なのは、断熱の効果を実際に発揮させるためです。どれだけUA値の良い断熱材を使っても、家に隙間が多ければ暖めた空気はそこから逃げ、冷たい外気が入り込みます。例えるなら、厚手のコートを着ていても前のボタンを開けていれば寒いのと同じです。断熱(UA値)が「服の厚み」なら、気密(C値)は「服の閉じ具合」にあたります。福井の冬を快適に過ごすには、この両方を揃えて初めて意味を持ちます。
断熱等級4〜7の違い
断熱等級は、住宅の断熱性能を国が等級で示したものです。かつての最高等級は4でしたが、2022年以降に等級5・6・7が新設され、現在は等級7が最高になっています。等級が短期間で引き上げられた背景には、省エネへの社会的な要請の高まりがあり、かつて「最高」だった等級4が、いまでは最低限のラインに位置づけられている点には注意が必要です。6地域における各等級のUA値の目安は、次のとおりです。
| 断熱等級 | 6地域のUA値目安 | 位置づけ |
| 等級4 | 0.87 | 以前の最高等級(省エネ基準) |
| 等級5 | 0.60 | ZEH水準 |
| 等級6 | 0.46 | HEAT20 G2相当の高断熱 |
| 等級7 | 0.26 | 最高等級(HEAT20 G3相当) |
福井で家づくりをするなら、まずは等級5(ZEH水準)を基本ラインとし、予算が許せば等級6を目指すのが現実的なバランスです。等級7は魅力的ですが、コストが大きく上がるため、嶺北の気候に対して過剰になりすぎないかを冷静に判断したいところです。
福井(6地域)で目指したい断熱性能の目安
福井(6地域)で目指したい断熱性能は、断熱等級5(UA値0.60前後)を最低ライン、できれば等級6(UA値0.46前後)です。これは寒さ対策と建築コストのバランスが取りやすく、補助金の対象にもなりやすい水準といえます。数値を闇雲に追うのではなく、暮らしと予算に見合った目標を定めることが大切です。
気密については、C値1.0以下を一つの基準に考えます。どれだけ断熱材を厚くしても、家に隙間が多ければ暖めた空気は逃げ、冷気が入り込んでしまいます。断熱(UA値)と気密(C値)は両輪であり、片方だけ高くても快適な家にはなりません。福井のように寒暖差と積雪のある地域では、この両方を確実に押さえることが、冬あたたかい家への近道です。
等級5と等級6で迷ったときは、暮らし方と予算で考えると整理しやすくなります。在宅時間が長く、冬の暖かさや光熱費をできるだけ抑えたい家庭は、等級6(UA値0.46前後)に近づけると満足度が高まりやすいでしょう。一方、予算とのバランスを優先するなら、等級5(ZEH水準)でも福井の冬は十分に快適に過ごせます。大切なのは、営業トークの「最高等級」に流されず、自分たちの暮らしに必要なラインを見定めることです。住宅会社には、それぞれの等級でUA値・C値がどう変わり、費用がいくら違うのかを具体的に示してもらいましょう。
断熱性能を左右する大きな要素が、窓です。熱は壁よりも窓から逃げやすく、UA値を下げるには窓の性能が鍵を握るのです。アルミサッシより樹脂サッシ、ペアガラスよりトリプルガラスといった選択で断熱性は大きく変わりますが、グレードを上げるほど費用も増えます。どの窓を選ぶかは、目指す等級と予算のバランスで決めていくことになります。
一方で、性能は高ければ高いほど良いとも限りません。等級7のような最高水準を狙うと、断熱材やサッシのグレードが上がり建築費が大きく膨らみます。
「福井の気候で本当に必要な性能はどこか」を見極め、オーバースペックを避けること。これが、数値競争に陥らないための賢い考え方です。
当社では、まず省エネ基準を確実にクリアし、気密は全棟で実測したうえで、ご予算に応じてZEH水準や長期優良住宅へと性能を引き上げるご提案をしています。
高気密高断熱住宅のメリット
高気密高断熱住宅の最大のメリットは、冬あたたかく夏すずしい快適さと、光熱費の削減、そして健康面の安心を同時に得られることです。住まいの基本性能が高いほど、暮らしの質と家計の両方に長く効いてきます。ここでは家づくりで実感しやすいメリットを整理します。
| メリット | 具体的な内容 |
| 光熱費の削減 | 少ない冷暖房で快適。エネルギーロスが小さい |
| 温度差の小さい家 | 廊下・脱衣所まで暖かく、部屋ごとの寒暖差が小さい |
| ヒートショック対策 | 急な温度変化が減り、冬の健康リスクを抑える |
| 結露・カビの抑制 | 適切な断熱・気密・換気で壁内結露を防ぎやすい |
| 静かな室内 | 気密が高いと外部の騒音が伝わりにくい |
こうしたメリットは、福井の冬の暮らしの中で具体的に実感できます。朝起きたときにリビングが冷え切っていない、トイレや脱衣所に行くのが苦にならない、窓辺で感じる底冷えが和らぐ。日々の小さなストレスが減ることこそ、性能の高い家の本当の価値だといえます。冬でも家の中で薄着で過ごせる快適さは、一度味わうと戻れないという声も少なくありません。
特に見逃せないのが健康面です。家の中の温度差が大きいと、暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室へ移動した際の急激な温度変化が体に負担をかけ、いわゆるヒートショックのリスクが高まります。住宅の温熱環境と健康の関係は近年とくに注目されており、家全体をムラなく暖められる高気密高断熱住宅は、この冬の健康リスクを抑えるうえでも意味を持ちます。
光熱費の面でも効果は大きくなります。断熱性が高い家は暖房の熱が逃げにくく、夏は外の熱が入りにくいため、冷暖房に必要なエネルギーそのものを減らせます。電気代やガス代の高止まりが続くなか、性能への投資は住み続けるほど家計に返ってくる、という視点が欠かせません。
共働きの家庭にとっては、暮らしやすさの面でも見逃せない利点があります。室内の温度が安定していれば、帰宅後すぐに家全体が快適で、暖房を強くかけて待つ必要がありません。部屋干しの洗濯物が乾きやすい、子どもが廊下で湯冷めしにくいといった日常の小さな快適さも、性能の高い家ならではです。忙しい毎日のなかで、家が「我慢する場所」ではなく「ほっとできる場所」になることは、数字以上の価値があるといえます。
見落とされがちですが、気密の高さは静けさにも貢献します。隙間が少ない家は外部の騒音が伝わりにくく、道路沿いの敷地でも室内が静かに保たれやすいのも利点です。また、断熱・気密・計画換気が揃った家は壁の中の結露(内部結露)を防ぎやすく、構造材の傷みを抑えて住宅そのものの寿命を延ばすことにもつながります。
さらに、高性能住宅は将来の資産価値の面でも有利に働きます。断熱等級などの性能が住宅の評価項目として重視される流れは強まっており、長期優良住宅などの認定を受けた家は、売却や住み替えの際にも一定の説得力を持つはずです。性能への投資は、目の前の快適さだけでなく、将来にわたって効いてくる選択だといえます。
高気密高断熱住宅のデメリット・後悔と対策
高気密高断熱住宅にもデメリットはあり、後悔の多くは換気計画・建築コスト・施工店選びの3点に集約されます。性能の高さだけに目を向け、これらを軽視すると「思っていた住み心地と違う」という結果になりかねません。メリットと同じく、弱点も正直に把握しておきましょう。
| 後悔の原因 | 起こりやすいこと | 対策 |
| 換気計画の不足 | 空気がこもる、結露やカビが心配 | 計画換気(24時間換気)をセットで設計 |
| コストの誤算 | 想定より建築費が上がった | 総コストと補助金を含めて比較 |
| 施工店選び | 気密が設計どおり出ない | 全棟で気密実測する会社を選ぶ |
最も多い誤解が「高気密の家は息苦しい・結露しやすい」というものです。実際には、高気密高断熱住宅は24時間換気(計画換気)とセットで設計することが前提であり、むしろ計画的に新鮮な空気を入れ替えられます。気密が高いからこそ、狙った経路で効率よく換気でき、結露やカビのリスクを抑えられるのです。問題が起きるのは、気密と換気を切り離して考えてしまった場合に限られます。
換気方式にも種類があり、選び方で快適さが変わるのです。大きく分けて、給気・排気の両方を機械で行う第1種換気と、排気のみを機械で行う第3種換気があります。第1種は熱交換によって換気時の熱ロスを抑えやすく、寒冷地と相性が良い一方、設備費やメンテナンスの手間が増えます。どちらが正解というより、予算や暮らし方に合わせて選ぶものです。高気密にするほど換気計画の質が住み心地を左右するため、ここを丁寧に提案してくれるかを確認しましょう。
もう一つ、高気密高断熱の家では冬に室内が乾燥しやすいという声もあります。これは暖房で空気が暖まることによるもので、加湿器の併用や換気量の調整で対応できます。あらかじめ知っておけば慌てずに済む、という性質のものです。
意外と見落とされるのが、夏の対策です。断熱性が高い家は一度入った熱も逃げにくいため、窓から強い日射を取り込みすぎると、かえって室内が暑くなることがあります。冬は日射を取り込み、夏は遮るという調整が欠かせません。具体的には、軒や庇(ひさし)で夏の高い日差しを遮ったり、南面の窓配置を工夫したりといった設計上の配慮が有効です。高気密高断熱は「冬の暖かさ」だけの話ではなく、一年を通じた快適さを設計する総合力が問われます。この視点を持って提案してくれるかも、住宅会社選びの判断材料になります。
コスト面のデメリットも現実です。断熱材やサッシのグレードを上げれば、建築費は確実に上がります。ただし、ここでも本体価格だけで判断しないことが肝心です。光熱費の削減や補助金、住宅ローン減税の優遇まで含めた「総コスト」で見れば、性能への投資は十分に回収を見込めます。後悔を避ける最大のポイントは、気密を設計図の数字で終わらせず、完成した家で実測してくれる施工店を選ぶことに尽きます。
福井で使える高断熱住宅の補助金2026
福井で高気密高断熱住宅を建てる場合、国の「住宅省エネ2026キャンペーン」や福井県・各市町の制度を活用できる可能性があります。高性能住宅は補助金や税制優遇の対象になりやすく、初期費用の負担を実質的に軽くできるのが大きな利点です。2026年時点の主な支援の方向性を整理します。
国が高性能住宅の普及を後押しする背景には、2050年のカーボンニュートラルという目標があります。住宅の省エネ化はその柱の一つであり、断熱性能の高い家を建てる人ほど制度面で優遇される流れは、今後も続くと見込まれます。つまり、高気密高断熱を選ぶことは、補助金を受け取れるだけでなく、国が進める方向性に沿った「これからの標準」を先取りする選択でもあるのです。
国の支援では、省エネ性能の高さに応じて補助の区分が分かれており、GX志向型住宅やZEH水準、長期優良住宅などが対象になります。一般に、省エネ性能が高い区分ほど補助は手厚くなる傾向です。プレウォール工法はゼロエネルギー住宅(ZEH)や長期優良住宅、低炭素住宅の認定に対応できるため、こうした補助の要件を満たす土台になり得ます。
補助金だけでなく、税制や住宅ローンの優遇も見逃せません。長期優良住宅や低炭素住宅、ZEH水準の認定を受けた家は、住宅ローン減税の控除枠が一般住宅より優遇されるほか、登録免許税や不動産取得税などで有利になる場合があります。さらに、性能基準を満たせば住宅金融支援機構の「フラット35S」で金利の引き下げを受けられる可能性もあります。高性能住宅は、こうした優遇が複数重なることで、初期費用の負担を実質的に和らげられるのです。
ただし、補助金の金額や要件、受付期間は年度ごとに変わり、予算上限に達すると早期終了することもあります。「補助金ありきで急ぐ」のではなく、最新の制度を確認しながら計画を立てることが重要です。福井県の省エネ住宅補助の最新情報は、福井県や各市町の公式窓口で確認できます。当社でも、利用できる制度を一緒に確認しながら資金計画をご提案しています。
福井の高気密高断熱住宅の費用相場と考え方
福井の高気密高断熱住宅の費用は、性能のグレードや広さで変わりますが、まずは福井の注文住宅の相場を起点に考えると現実的です。福井の注文住宅は本体価格でおよそ2,356万円、土地込みでおよそ3,905万円が一つの目安とされ、全国平均より手が届きやすい水準にあります。高気密高断熱仕様にすると、ここに断熱材やサッシのグレードアップ分が上乗せされる形になります。
大切なのは、上乗せ分を「費用」ではなく「投資」として捉える視点です。断熱・気密を高めた分は、毎月の光熱費の削減として少しずつ回収されていきます。さらに前述の補助金や住宅ローン減税、フラット35Sの金利優遇が重なれば、初期の上乗せ分のかなりの部分を制度でカバーできるケースもあります。目先の差額だけでなく、30年・40年と住み続ける総額で比べることが、後悔しない費用判断の基本です。
そのうえで、どの性能グレードが自分たちに合うかは、予算と暮らし方しだいで変わります。等級7のような最高水準まで引き上げれば快適さは増しますが、上乗せ額も大きくなります。福井の気候に対して必要十分な性能を見極め、浮いた予算を間取りやデザインに回すという選択も、家全体の満足度を考えれば十分に賢い判断です。
失敗しない高気密高断熱「5つの判断軸」
福井で高気密高断熱住宅を建てて後悔しないために、当社では住宅会社選びで確認したい項目を「高気密高断熱5つの判断軸」としてまとめました。打ち合わせに入る前に、次の順番で一つずつ確認すると、判断のブレや見落としを防げます。
- 目標性能の確認:目指すUA値・断熱等級と、気密C値の目標を数字で共有します。福井(6地域)なら等級5〜6が現実的な目安です。
- 気密の実測:設計値だけでなく、完成後に気密測定(C値の実測)を行ってくれるかを確認します。実測こそが気密の信頼性の裏づけです。
- 換気計画:24時間換気の方式と、結露・カビ対策が設計に組み込まれているかを確認します。気密と換気はセットで考えます。
- 総コストと補助金:本体価格だけでなく、光熱費・補助金・税優遇を含めた総コストで比較します。
- 地域への理解:嶺北の寒さ・雪・湿気を踏まえた提案かどうか、地元での施工実績とあわせて確認します。
この5つは、特定の工法や会社に限らず、高気密高断熱住宅を検討するすべての人に役立つ考え方です。なかでも2番の「気密の実測」は、カタログ性能と実際の住み心地の差を埋める決定的な要素になります。気密測定をためらう会社には、その理由を率直に尋ねてみてください。
5つの判断軸は、複数の住宅会社を比較するときの共通のものさしとしても使えます。同じ質問を各社に投げかけ、返ってくる答えの具体性や誠実さを見比べれば、性能に本気で向き合っている会社かどうかが見えてくるはずです。数字を一つひとつ説明し、できないことはできないと正直に伝えてくれる。そんな対応の丁寧さ自体が、長い付き合いになる住宅会社を見極める何よりの材料になります。
福井で高気密高断熱住宅を建てるならケイズホールディング
福井で高気密高断熱住宅を建てるなら、地域の気候を理解し、気密を実測してくれる施工店に相談することが後悔しない第一歩です。当社ケイズホールディングは、デザイン性を大切にした注文住宅「ココロホーム」と、価格を抑えた機能性住宅「ヴェールホーム」の2つの住宅ブランドを展開し、プレウォール工法を採用しています。
プレウォール工法は、フェノールフォーム(熱伝導率0.018〜0.02W/mK、グラスウールの約2倍の断熱性)を一体化した壁パネルで、標準仕様でUA値0.78以下、C値1.0以下に相当する断熱性・気密性です。福井のような5〜7地域では、この標準仕様で省エネ基準をクリアできます。さらにご要望に応じて、断熱厚みやサッシ性能を高めることで、ZEH水準や長期優良住宅、低炭素住宅にも対応可能です。
当社の強みは、気密性能を実測していることです。設計上の数字で終わらせず、一邸ごとに気密測定を行うことで、狙った性能が実際に出ているかを確認しています。気密はカタログでは語れず、現場の施工精度がそのまま結果に表れるのです。だからこそ、測って確かめるという当たり前を、当社は大切にしています。(希望のお客様に対してのご対応となります)
どちらのブランドを選んでも基本性能が共通という点も、迷いやすい家づくりを後押しします。デザインや内装にこだわりたい方はココロホーム、コストを抑えて機能性を重視したい方はヴェールホームと、性能を担保したうえで予算と好みに合わせて選べるのが当社ならではの形です。住まいの基本性能は妥協しない。それが当社の家づくりの考え方です。福井市問屋町を拠点に、福井市と周辺市町で、土地探しからリフォームまで一つの窓口で対応しています。性能の目安づくりや資金計画から、私たちがお手伝いします。
性能は「数字の意味」と「実測」で見極める
福井の高気密高断熱住宅で失敗しないために大切なのは、UA値・C値・断熱等級という数字の意味を理解し、6地域に合った”ちょうどいい性能”を見極めることです。等級7のような最高水準を追うことだけが正解ではなく、嶺北の暮らしに必要な性能を、コストと補助金のバランスのなかで選ぶ視点が欠かせません。
数字の大きさを競う情報があふれるなかで、本当に問われるのは「その性能が福井の暮らしにどう効くのか」を翻訳してくれる住宅会社かどうかです。同じUA値でも、窓の配置や日射、換気計画しだいで住み心地は変わります。カタログの数値を並べるだけでなく、敷地や家族の暮らし方に合わせて性能を設計してくれるパートナーを選ぶことが、満足度を大きく左右します。
そしてもう一つの鍵が、気密を実測してくれる施工店を選ぶことです。設計値と実測値の差を埋めてくれる会社こそ、住み始めてからの満足度を支えてくれます。高気密高断熱は、暖かさや光熱費だけの話ではありません。家族の健康、住まいの寿命、そして将来の資産価値まで、長く効いてくる土台づくりです。だからこそ、目先の価格や数字の大きさだけで判断せず、福井の気候を理解した会社と、じっくり性能を相談しながら進めることをおすすめします。
家は、人生で最も大きな買い物の一つです。だからこそ、見学会やモデルハウスで実際の暖かさを体感し、気になる住宅会社には性能の数字を遠慮なく質問してみてください。納得できる答えが返ってくるかどうかが、信頼できるパートナーを見つける第一歩になります。本記事の「高気密高断熱5つの判断軸」を手がかりに、後悔のない住宅会社選びを進めていきましょう。より詳しい工法の中身については、関連記事のプレウォール工法のメリット・デメリットを正直に解説もあわせてご覧ください。
よくある質問
- 福井で高気密高断熱住宅を建てるならUA値はどのくらいが目安ですか?
- 福井は省エネ地域区分の6地域にあたり、断熱等級5(UA値0.60前後)を最低ライン、できれば等級6(UA値0.46前後)を目指すのが現実的な目安です。等級7(UA値0.26前後)は最高水準ですがコストも大きく上がるため、嶺北の気候に対して過剰にならないかを含めて検討するとよいでしょう。
- 高気密高断熱住宅は息苦しくなったり結露しやすくなりませんか?
- 24時間換気(計画換気)とセットで設計すれば、息苦しさや結露の心配は抑えられます。むしろ気密が高いほど、狙った経路で効率よく空気を入れ替えられます。問題が起きるのは気密と換気を切り離して考えた場合なので、両方を一体で設計してくれる会社を選ぶことが大切です。
- 高気密高断熱にすると建築費はどのくらい上がりますか?
- 断熱材やサッシのグレードによって変わるため、一概には言えません。本体価格は上がりますが、光熱費の削減や補助金、住宅ローン減税の優遇まで含めた総コストで見れば、投資分は回収を見込めます。仕様ごとの見積もりを取り、総コストで比較することをおすすめします。
- 福井は省エネ地域区分の何地域ですか?
- 福井市・敦賀市・鯖江市・越前市などは「6地域」に区分されます。6地域は本州の多くと同じ区分ですが、嶺北は積雪や底冷えが厳しいため、区分が示す最低ラインより一段上の断熱・気密性能を確保すると安心です。
- C値は実際に測定してもらえますか?
- 会社によって対応が分かれます。C値は完成した家で気密測定を行わないと正確な数値が出ないため、実測してくれるかどうかが信頼性の分かれ目です。当社ケイズホールディングではご希望のお客様に対して気密測定を実施し、狙った気密性能が出ているかを確認しています。